診療案内
インプラント
インプラントのメリット・デメリット
メリット
・安定した噛み合わせをたもつことが可能
・失った歯の数が多くても、かみ合せの力が回復します
・自分の歯のように見た目がきれいにできる点
・切なケアにより数十年保つことも可能です
デメリット
・ある程度、治療期間が長期である点(術式、症状により短期も可能となりました)
・状態によっては手術をできず、インプラントを適用できない場合がある点
・1本単位の価格なので、比較的費用が高額になってしまう点
来院した上での定期メンテナンスが必要な点
インプラント治療とは
インプラント治療とは、歯の抜けたところに人工歯根(インプラント)を植え、顎の骨としっかり固定させた後、その上に人工の歯を装着させたものです。これにより、取り外しの入れ歯の不快感がなくなり、天然歯と同等の力で噛むことが可能となる、新しく画期的な歯の治療法です。
インプラント治療とは
・取り外しの入れ歯が嫌いな方
・歯が抜けた部位を治療するのに、隣の歯を削られたくない方
・以前と同じ天然歯のような歯がほしい方
他の治療法との比較
<従来の治療法(ブリッジ)>
抜けた歯の噛む力を支えるため、隣の歯健康な歯を削りブリッジにします。
<インプラントによる治療法>
抜けた本数だけインプラントを植立できます。インプラントは、顎の骨にしっかり固定されているので、強い力で噛むことができます。
・奥歯が抜けた時の場合
<従来の治療法(部分入れ歯)>
取り外しの入れ歯を作り、バーを左右に渡して固定します。さらに留め金でも固定します。
<インプラントによる治療法>
数本のインプラントを植立し、インプラント同士を連結します。入れ歯を固定するバーや留め金が不要で、口の中もすっきりし、口臭も減ります
・歯が全部抜けた時の治療
<従来の治療法(総入れ歯))>
全部に床のついた入れ歯を装着します。顎の骨が退縮すると、入れ歯が不安定になりやすくなります。
<インプラントによる治療法>
数本のインプラントを植立し、連結された維持装置に入れ歯を固定します。入れ歯が安定し、口の中で動いたり、笑ったときに飛び出したりすることはありません。
入れ歯
部分入れ歯
現在、部分入れ歯以外に、インプラントやブリッジといった歯科技術がありますが、それぞれに利点・欠点があります。ずばり、入れ歯の利点は取り外しができることです。そのため、年月が経つにつれて変化する歯やアゴの状態に合わせて調整が可能です。その変化に合わせて、その時々の最高の状態を作ることができる「部分入れ歯」も非常に有用です。
総入れ歯
総入れ歯を利用している方の中には合わない入れ歯を使っている方もいらっしゃいます。
よく噛めない、すぐ外れてしまう、食事を楽しむことができないといった悩みをお持ちです。
だからこそ、しっかりとした総入れ歯を作ることをお勧めいたします。
また、入れ歯は保険適用で作ることができます。
ただし、保険の範囲で作る入れ歯は、その入れ歯の設計に制限があったり、材質が限定され、あなたに合った入れ歯を作ることが非常に難しくなります。
一方自由診療の場合は、治療や製作の制限がありません。
十分精密な型取りをして、様々な素材から、あなたのお口にあったものを選ぶことができます。
保険の入れ歯と自由診療の入れ歯の違い
保険で製作するレジン(樹脂)の入れ歯は欧米において治療の前などに一時的に使用する仮の入れ歯として位置づけられています。
欧米で長期に使用する入れ歯に使われる金属床(金属製)の入れ歯は日本の保険では作れません。
残念ながらその差はかなり大きく、今まで入れ歯でお悩みになられていた方は一度理想的に設計された自費の入れ歯を使ってみるとかなり楽になることが多いです。
入れ歯が合わないからとインプラントをする前に、自費の入れ歯を作ってみてはいかがでしょう。
保険 | 自由診療 | |
---|---|---|
素材(歯ぐき部分) | 決められている(レジンプラスチック) | 自由に選べる、使える素材が多い(好み、機能によって使い分け可能) |
人工歯 | プラスチック | プラスチックの他に、セラミック、金属などが選べる |
製作工程 | 印象(型取り)1回:特殊器具等使わない | 精密な印象(型取り)精度を上げるための器具を使用お顔に合わせた設計ができる筋肉を再現 |
審美性 | 不自然な感じ | 自然な色に合わせられる |
調整 | 痛いところなどの調整が多い | 精度が高くなるため調整が少なくて済む |
部分入れ歯 | インプラント | ブリッジ | |
---|---|---|---|
特徴 | ・人工の歯を歯茎にのせる | ・歯の根の変わりになるチタンの棒を骨に埋め込み、その上に歯をかぶせていく方法。 | ・失った歯の両側の歯を削り土台にし,冠を橋渡しして失った部分を補う方法。 |
長所 | ・取り外しができる・比較的簡単に治療が受けられる・調整が可能 | ・自分の歯と同じような噛む力、味覚、感覚を回復できる |
・見た目がよい ・固定式なのであまり違和感がない |
短所 | ・取り外して手入れが必要 ・違和感が出ることもある |
・手術が必要 ・治療期間が長い ・体質や疾病、骨の量が十分でないとインプラントができない(骨を移植すれば可能) ・費用がかかる ・歯磨きが出来ない方には不向き |
・両側の土台となる健康な歯を削らなければいけないので負担が大きい ・土台の歯の寿命が短くなる ・土台の歯が健康でない場合ブリッジできない ・抜けた歯のアゴの骨が痩せる可能性がある ・食べ物のカスが詰まりやすい |
歯の移植
最先端医療と名高く話題性の高い臓器移植も、今や珍しいニュースではなくなりました。ところで、心臓・肝臓・腎臓・肺・角膜・骨髄などの臓器と同様に、歯も移植できるという事実をご存知でしょうか。これを歯牙移植と総称し、中でも自らの不要な智歯(親知らず)や抜歯の必要な臼歯を欠損した箇所に移すことにより機能回復をはかる治療法を、自家歯牙移植と呼びます。歯の移植を行う、いわば最先端の歯科治療法です。
歯の移植の最大のメリットは、歯を支える組織である歯根や骨を誘導する歯根膜(顎骨に歯を固定させる靭帯のような組織)も同時に移植できることで、とりわけ歯根膜の移植により咬合・噛み心地が正しく脳に伝達されるため通常の歯の感覚を保つことが可能となり、また顎骨に根付いて融合することにより新たな骨が形成されます。
この点がインプラントとの決定的な相違なのです。
このようにご自身の臓器(歯)や組織(歯根・歯根膜など)を有効利用する自家歯牙移植は、いわば輸血時における自己血の使用と同様に免疫システムによる拒絶反応やウイルス感染の恐れのない、最も安全性の高い有望な治療法といえるでしょう。
予防歯科
これからの歯科医院は「痛くなってから嫌々行く」のではなく、「予防ケア処置のために通う」のがポイントです。
また、治療を何度も繰り返すのではなく、よい治療を受けメンテナンスで長持ちさせることが大切です。
新しい予防歯科は以下のような方向に進んでいます。
・虫歯の穴を削って埋める治療から虫歯を防ぐ予防ケアへ
・歯周病の手術や抜歯から、歯周病菌の除菌へ
・ブリッジや入れ歯から、インプラント(人工歯根)へ
美しい口元、白くかがやく歯、清潔で口臭のない歯肉、金属アレルギーのない歯…これらは予防歯科のメンテナンス・があってこそ長持ちするのです。
虫歯の予防
歯磨きは有効ですが、それだけで虫歯を防ぐことはできません。
ではどうしたらいいのでしょうか?歯の形は複雑で、ミュータンス菌は歯の溝やくぼみに潜んでいるため、歯ブラシだけでは簡単に取れないからです。
そこで、総合的な対策が必要になります。
以下にご説明します。
・虫歯菌を感染させない
お母さんから1歳半から2歳位までのお子さんへの感染に注意しましょう。
お母さんの虫歯菌を少なくし(方法はいくつかあります)、口移しや、スプーンや箸の共用に気をつけましょう。
・歯ブラシをこまめにする
ミュータンス菌のバイオフィルムが厚くなる前にこまめに取り除きましょう。
歯間ブラシ、フロスも歯ブラシで取れない場所に有効です。強くやり過ぎないように注意しましょう。
・おやつの回数をきちんとする
大事なのは、砂糖の量ではなく、摂取回数です。おやつは規則正しくとりましょう。
だらだらおやつは危険です。
おやつの後に無糖性ガムを噛むと唾液が活発に出ます。
・就寝前の糖分の飲食はしない
睡眠時には唾液の分泌量が減り、虫歯菌に抵抗できない状態になります。
ですから、寝る前1時間以内は、食事やおやつは厳禁です。寝る前には歯磨き&無糖性ガムです。
・よく噛んで食事する
唾液は噛むことによって分泌されます。
噛むときの筋肉の動きが唾液腺を刺激するからです。
唾液は悪玉菌やその毒素を洗い流し、酸を中和し、歯を修復します。
虫歯も歯周病も唾液が最大の免疫システムです。
・食後にガムを噛む
ガムをかむと唾液がよく出ます。
砂糖を含まない無糖性ガムがお勧めですが、市販されていないので、キシリトール100%のガムを噛むといいでしょう。
キシリトール自体の予防効果はそれほどでもありませんが、虫歯菌の酸の元にならないという事が大切です。
・虫歯の穴はふさぐ
虫歯の穴を放置しておくとミュータンス菌が増えることがわかっています。
治療は歯をできるだけ削らないミニマムインキュベーションという方針で治療します。
虫歯の部分だけレジンというプラスチックをつめます。
・フッ素を使う
フッ素は歯の表面を強くし、酸への抵抗力をつけます。
水道水への添加が最善ですが、日本ではほとんど行われていません。
塗布やフッ素洗口が中心になります。歯磨きの直後に効果が高くなります。
・虫歯菌を除菌する
究極かつ最強の虫歯予防法です。
旧国立感染症研究所で花田信弘先生、武内博明先生(聖和会OB)等によって開発されました。
歯のクリーニングと薬物療法を組み合わせた画期的な方法です。
最近では、歯周病根治療法(歯周内科)にも利用されています。
口臭予防
口臭の原因には、歯周病と舌苔の二大原因があります。歯周病は病気ですから歯科で治療します。歯周内科が有効です。
・効果的な口臭治療
口臭の2大原因は、歯周病と舌苔で、いずれも細菌がタンパクを分解して発生する揮発性硫黄化合物(硫化水素、メチルメルカプタン、ジメチルサルファイド)が原因です。
口臭の検査法にはガスクロマトグラフィー、半導体ガスセンサー、人間の嗅覚の官能的測定法があります。
歯周病は病気ですから歯科医院で治療します。歯周内科が有効です。
舌苔は舌の上にある細菌の塊で、ご自分でクリーニングすることができます。
歯科医院で行う口臭治療について以下にご説明致します。
・ブラッシング指導(舌、頬、歯肉)
歯だけでなく、舌や歯肉、頬などの口腔ケアのやり方を指導します。
口臭原因菌(嫌気性菌)は舌苔の含硫アミノ酸やペプチドなどのタンパクを分解して口臭成分である揮発性硫化物(硫化ガス)を発生します。
また、頬などから剥がれた細胞も細菌のえさになり、歯周病菌は歯肉の境目の奥に潜んでいますから、それぞれきれいに清掃する必要があります。
・歯周内科
歯科医師と内科医が連携して行う歯周病菌の除菌法です。
機械的な歯科治療と内科での薬物療法を、組み合わせたもので、歯周病の画期的な治療法です。
・インプラント(人工歯根)
入れ歯やブリッジは歯垢が溜まりやすく、不潔になりやすいため口臭が強くなりがちです。
インプラントは清潔で、お手入れもシンプルです。
また、残った歯に負担をかけないため、歯周病の進行をおさえます。
・ストレス対策
ウォーキングなどの運動が有効です。
また、ゆっくり風呂に入ること、自律神経訓練法、栄養バランスのとれた食事、サプリメントなど、一般的に効果があるといわれています。
・ドライマウス治療
口腔乾燥症の原因には、ストレス、薬剤の副作用、口呼吸、加齢、筋力低下、糖尿病、がんの放射線治療、免疫の病気など、様々です。
対症療法としては加湿スプレーが用いられます。
治療は多角的な角度から、専門医のアドバイスを受けると効果的です。
根管治療
根管治療(歯の根の治療)
一般に根管治療はむし歯の治療と異なり、患者さん自身が見えないところを何回も行う治療です。痛みがあり根管治療を数回すると痛みが無くなり通院をしなくなってしまう患者さんもおられます。歯根(歯の根)があるからこそその歯に被せもの(全部被覆冠)の治療に移れますが根がダメになってしまうとその歯が抜歯になりその前後の歯を治療するブリッジにまた、義歯(入れ歯)になることもあります。
そうならないために歯の基礎の部分である根管をしっかりと治療しなくてはいけません。
根管治療はとても技術が必要で、治療に時間がかかります。
なぜなら、根管治療は目に見えないごく細い根管内の治療だからです。
この根管は曲がっていたり,複雑に枝分かれしていたりしてもいます。
また、大臼歯などでは根管は4本、5本と複数あり、その全てに完全な治療を行わなくてはなりません。
根管治療の手順
SETEP.1
治療はまず歯冠に穴をあけます
SETEP.2
歯冠にあけた穴からファイルと呼ばれる針のような治療器具で根っこの先まで神経を抜きます
SETEP.3
空洞になった根管にガッタパーチャと呼ばれるものを詰めます
SETEP.4
冠を被せるための土台を立て、全体を削り型をとります
SETEP.5
冠(クラウン)を装着して治療完成です
神経のない歯が痛いのはなぜでしょうか?
歯の神経(歯髄)は歯の中央に位置し、冷たいものがしみる、歯を削ると痛いなどの感覚を脳に伝えます。
この歯の神経が除去されているのに、歯に触れると痛いことがあります。
歯根と周囲の骨のすきまには、歯根膜というクッションがあり、このクッションの中に圧力を感じるセンサーがあります。
このセンサーの働きで、歯に強すぎる力がかからないように脳に信号が送られます。
根の先で炎症が起こると、このセンサーがいつもより敏感になり、軽く触れただけで痛みを感じるのです。
どんな歯でも治るのでしょうか?
根管治療においては残念ながら難しい症例がたくさんあります。
・根の先に大きなウミの袋がある
・根が曲がっている
・根管が途中で枝わかれしている
・根にヒビが入っているなどの場合治療をしても効果が得られないこともあります。
根管治療の実際
あまり聞きなれない歯科治療法かも知れませんが、決して特別な治療ではありません。ごく一般的に行われています。
では、実際どのような治療が行われるのでしょうか?
歯の神経を取り除いたあと神経が通っていた根管をきれいに洗浄、専用の薬剤を根の先まで入れるだけのシンプルな治療です。
しかし目で見える部分の治療ではないため、高度な治療技術を要し、失敗すると上から被せる詰めものやクラウンなどをすべて作り直すことになります。
根管治療後、非特異的炎症反応が起こり、線維性・硬組織性瘢痕治癒によって歯周組織は安定するのを待ちます。
根管治療は被せものなどの土台となる根管の治療です。
健康な歯を守るためには、最も大切な治療だと言えるでしょう。
根管治療の実際
あまり聞きなれない歯科治療法かも知れませんが、決して特別な治療ではありません。ごく一般的に行われています。
では、実際どのような治療が行われるのでしょうか?
歯の神経を取り除いたあと神経が通っていた根管をきれいに洗浄、専用の薬剤を根の先まで入れるだけのシンプルな治療です。
しかし目で見える部分の治療ではないため、高度な治療技術を要し、失敗すると上から被せる詰めものやクラウンなどをすべて作り直すことになります。
根管治療後、非特異的炎症反応が起こり、線維性・硬組織性瘢痕治癒によって歯周組織は安定するのを待ちます。
根管治療は被せものなどの土台となる根管の治療です。
健康な歯を守るためには、最も大切な治療だと言えるでしょう。
審美歯科
当院の審美歯科のすすめ
「前歯が虫歯黒くなっている」「差し歯だけど綺麗じゃない」「歯の黄ばみがきになる」「もっと笑顔に自信がもてたら・・・」「芸能人のような歯になりたい」このような悩みを感じていませんか?
というのも最近、審美歯科ではこのようなご相談をされる患者様がとても多いからです。
あなたの笑顔を素敵な笑顔に変えるのが審美歯科なのです。
多くの方々が審美歯科に興味をもたれています。
「若さ」「自信」を取り戻すことができる、審美歯科の治療なのです。
審美歯科の種類
セラミックスメタルボンドクラウン
金属のフレームにセラミックスを焼き付けて綺麗な歯を作る、長い歴史がある被せ物です。強度や審美性を考えて作られます。プラスチックと違い、汚い変色が無く、細菌の繁殖もありません。
金 | 白金 | パラジウム | 銀 | 銅 |
---|---|---|---|---|
86.2 | 11.5 | ---- | ---- | ---- |
白金属系元素 | インジウム | マンガン | タンタル | スズ |
---|---|---|---|---|
インジウム | ---- | ○ | ○ | ○ |
オールセラミッククラウン
オールセラミッククラウン
金属のフレームを使用しない最新技術のセラミックスです。
天然の歯に近い透明感や、生体親和性に最も優れ、歯ぐきにも優しい診療です。
また、プラスチックと異なり汚い変色が無く、金属アレルギーの心配もございません。
セラミックラミネートベニア
歯の表面に、付け爪のようにセラミックを貼り付けます。
歯を削る量が少なく、色あい、形を綺麗な歯に出来ます。
噛み合わせによっては適さない場合もありますので、一度診療の必要があります。
ハイブリッドセラミックス
「前歯が虫歯黒くなっている」
「差し歯だけど綺麗じゃない」
「歯の黄ばみがきになる」
「もっと笑顔に自信がもてたら・・・」
「芸能人のような歯になりたい」このような悩みを感じていませんか?
というのも最近、審美歯科ではこのようなご相談をされる患者様がとても多いからです。
あなたの笑顔を素敵な笑顔に変えるのが審美歯科なのです。
多くの方々が審美歯科に興味をもたれています。
「若さ」「自信」を取り戻すことができる、審美歯科の治療なのです。
ホワイトニング
ホワイトニングについて
歯のホワイトニングとは、加齢、生活習慣、遺伝などが原因で黄ばんだ歯を、薬の力で白く漂白する方法です。
海外ではブリーチングという表現をすることもありますが同じ意味です。
以前では歯を白くするには歯を削って白い歯をかぶせたり、歯の表面に付け爪のようなものを貼ったりする方法しかありませんでしたが、現在のホワイトニングは、歯科医院によりさまざまですが、歯の表面に過酸化水素を主成分とした薬剤を塗って漂白する方法、個人の歯に合わせて作られたトレー(マウスピー ス)にジェル状の漂白剤を注入して歯に装着する方法などによって歯自体を白くすることが可能となりました。
ホワイトニングには、歯科医院で行うホワイトニングのオフィスホワイトニングと家庭で行うホワイトニングのホームホワイトニングがあります。
ビヨンドホワイトニングとは
歯科クリニックで行うホワイトニング・システムとして日本でNo.1の導入実績をもつホワイトニングです。
ホワイトニングは過酸化水素という薬液を使って歯を白くするのですが、ビヨンドホワイトニングはそれを活性化させる「光」を利用します。
ビヨンドの特徴
過酸化水素は「光」によって効果的に働きます。つまり、光をあてることによって短時間でホワイトニングすることができます。同じ薬剤を同じ時間使用したとしても光をあてないのとあてるのではその効果は3倍違ってくるといわれています。
ところが、光であれば何でもよいというわけではありません。
光は同時に強い発熱があり、この熱が歯を痛めますので、安全な光を選ぶ必要があります。光には様々な種類がありますが、光によっての効果やリスクも異なります。
光の種類 | 光の特徴 |
---|---|
ハロゲン※1) | 効果高い。発熱ある。 ビヨンドは特許取得済みの特殊フィルターにより発熱抑制。 |
メタルハライド(紫外線) | 効果高いが、非常に高熱で皮膚にあたると火傷やメラニンのリスクあり |
LED | 若干の発熱あり。光量はやや劣るため効果はうすい。 |
キセノン(プラズマ) | 強い発熱あり。機械が高いので治療費が高いことが多い。 |
※1)ビヨンドはパワーの強いハロゲン光を使用していますが、特許取得済みの特殊フィルターで、強いパワーを維持しつつ、熱を抑制していますので、安全面でも安心です。
オフィスホワイトニングとホームホワイトニング
オフィスホワイトニングも、ホームホワイトニングも使用するホワイトニング剤は必ず「過酸化水素」が含まれています。過酸化水素により歯を白くしていきます。
・オフィスホワイトニング
高濃度の過酸化水素を「光」で活性化し、エナメル質に付着した着色物質を分解する方法です。
ライトはホワイトニングの効率を上げるのに必ず必要になります。
※ただし光も種類によって異なりますので、『ビヨンドホワイトニング』の光の種類の表をご覧ください。
オフィスホワイトニングは1回の効果が高く、短時間で負担なくホワイトニングができます。
→ オフィスホワイトニングは忙しい方や、この日までに白くしたいという方におススメです。
・ホームホワイトニング
過酸化尿素を使用し、過酸化尿素を専用トレーに入れ、歯に装着します。
過酸化尿素の中には「過酸化水素」が含まれています。
ホームホワイトニングは一定時間装着し、効果がでるまでには期間がかかりますが、オフィスホワイトニングに比べ白さを維持します。
→ 期間がかかりますが、好きな時間に行うことができます。
歯の着色はいくつかの原因が考えられますが、一番の原因は、日常の飲食にあります。赤ワイン・コーヒー・紅茶・カレー、焼きそばなど色の濃い物が着色になります。その他、喫煙、加齢や遺伝等による着色が考えられます。
歯の表面のエナメル質に付着した着色物質を過酸化水素によって取り除きます。歯自体を削ったり、溶かしているのではなく、着色物質のみ分解し除去しています。これは、過酸化水素が酸化する際に酸素が発生し、着色物質と結合・分解させるためです。そのため、歯を本来の白さにします。
ホワイトニングできない人
・妊娠中
・授乳中
・無カタラーゼ症
・口腔内外にトラブルがある人(医師にご相談ください。)
マウスピース
マウスピースって何?
マウスガードはマウスピースやマウスプロテクターとも呼ばれ、主に口の保護での意味合いが強かったですが、昨今では頭位の安定、脳震盪の予防、あるいは運動能力の向上を目的に使用されるケースもあります。
スポーツ用マウスピース
空手・レスリング・テコンドー・バレーボール・バスケットボール・サッカー・ラクロス・ラグビー・アイスホッケーなどコンタクトスポーツと言われているスポーツでは、脳震盪を防ぐ為にマウスピースの着用が医学的に勧められています。
※アイスホッケーでは、マウスピースを着用しないと試合に出場できないなどの条件もあります。
マウスピースの市販のものとの違い
市販のもの
比較的安価
外国からの輸入物が多く
取り扱い説明書が分かりにくかったりします。
自分ではやりずらく上手に成形できないケースが多く見られます。
歯科医が作るもの
市販のものより高い
オーダーメイドなので自分にあったものが作れる
お口の健診や治療も行いますので健康管理にも役立ちます。
どれくらいの期間、値段で出来るの?
特に治療等の問題がなければ型を取り、一週間前後で出来上がります。
価格は材質にもよりますが1万5000円~出来ます。
またチームで揃えたいなど人数が多い場合には割引もございますのでお気軽にご相談下さい。
マウスピースによるメリット
適正なマウスピースを咬み締めることにより、強い瞬発力・集中力を生み出すといわれており、多くのコンタクトスポーツプレーヤーをはじめ、ゴルフ・乗馬・サーフィンなどでも装着するプレーヤーが増えています。
スポーツプレーヤーをはじめ、ゴルフ・乗馬・サーフィンなどでも装着するプレーヤーが増えています。
最近では、レッドソックスの松坂投手が、筋力アップ・集中力アップのために試しているとスポーツ紙に報じられました。
高校生・大学生・実業団・プロといったカテゴリーのプレーには、その激しさ、精緻さにおいて、マウスピースの必要性はとても高いものがあります。
しかし、小学生・中学生といった歯も骨も成長途中のプレーヤーに、上記の重症傷害が起これば、その後の機能回復には多大なストレスがかかると共に、保護者にとってもつらい事となります。
二度と生えてこないお子様の歯を守って下さい。
噛み合わせ
噛み合わせの異常は、歯槽膿漏や顎関節症、歯の摩耗や体のひずみなどいろいろな事が原因で引き起こされます。咬んだら痛いや咬んでも力が入らないなど、症状も様々です。
実際に歯の痛みや肩こりがわずかの噛み合わせの調整で治まってしまう場合もあれば、矯正治療が必要な場合もあります。
意外な事が原因であることもあるので、気になる方は治療をお勧めします。
小児歯科
小児歯科とは成長発育の過程にある小児を対象とする歯学の1分野です。成人になるまでに、疾患や異常を治療または予防し、健全な状態を育成管理することです。簡単にいうと、大人になるまでに悪い所や異常を察知して早く治すことが目的です。従来の、虫歯を削る→つめる・かぶせる→抜歯→補綴(入れ歯・インプラント)といった治療ではなく予防→咬合の育成→咬合管理→歯の保存、という流れが主流になっています。実際に自分の歯と入れ歯とどちらがいいかはあきらかです。
たとえインプラントにするにしても高額な費用がかかってきます。
状態によっては、そのときの治療代よりも一生分のメンテナンス代のほうが安くなることもあります。
患者さんのなかには歯がボロボロで親を恨む方もおられます。なんとも悲しい話です。
昔は予防という発想があまりありませんが、現在は定着してきています。
今後、歯に関しても、奇麗な人とボロボロな人との差は広がっていきます。それに比例してこんな方も増えると思います。
取り返しがつかなくなってから後悔するよりも、できる事は早くした方がいいです。
子供の時にしかできない事はたくさんありますが、歯科治療においてもたくさんあります。
特に虫歯治療をたくさんしている方や歯を失っている本数が多い方の子供さんは注意して下さい。
小児の治療について
治療は大人と子供ではあまり違いがありませんが、乳歯と永久歯は違います。乳歯は原則抜け落ちます。また、虫歯の進行が早く、神経までの感染も早いです。あと大きな特徴として、できるできないがあります。できる子は早く治療がすすみますが、できない子は治療ができる迄に時間がかかる場合があります。
乳歯の場合はまだ抜け落ちるから、応急処置でしのぎますが永久歯はそういう訳にはいきません。個々の年齢や状態によって治療の選択方法が変わるのもおおきな特徴かも知れません。
あと小児矯正もおおきな意味があります。ただ矯正に関しては個々で様々な選択肢があるので、気になる事や異常があれば早めに相談することをおすすめいたします。